草食動物・食欲優先の果ての選択は…

  • 2006/10/21(土) 18:54:50

ライオンが王者だと言われるが、その身体能力は、
ゾウやキリンに適うものではない。

動物は欲望に突き動かされて生きていると言えるならば、
その欲望を究極的に満たす生き方を手に入れることが
できたのは、大型草食動物たちだ…と言るのではないか?!



例えば人間。

ヘルシーという言葉がイコール野菜食である今の現状が
如実にそれを物語っている。

飽食の時代と言われ、それが健康を害すと言われても、
人は食べずにはいられない。
栄養価の高い物が旨いのだとしても、それを食べ続ける事は、
命を縮めるという現実…。

広告業界の提示する世界を見てもそうだ。
食欲を満たすために、カロリーを抑えた食事ばかりが
売り文句になっている。

何故か?

人間的に文化的で充実した人生を過ごすよりも、
食欲を優先している…という事だろう。


食事を抑制できずに食べ続ける。

その究極の進化形の生活は、例えば「牛」のような人生だ。
だろう? 食べ続けていて健康を害さない。そしてそれを
食べる事に満足していられるのだから。

イジメとイタズラを区別せよ

  • 2006/10/20(金) 12:49:35

イジメ。自殺にまで追い込むその何が問題なのか。

“イジメの実体”として報道される“直接的行為”。


そんなものいくら根絶しても問題の直接解決には一切向かわないだろう。

ただ、イジメの行為が陰湿化するだけ。
のみならず、人間関係の「あそび」が失われ、
社会全体が、より病的な状況へと向かうだろう。



イジメとイタズラのその根本的な違いは、
謝罪の有無だろう。

イジメと区別されるべきイタズラは、教師に叱られ、
外形的にであれ、(教室内)社会の中で謝罪を強いられる。

軽い言い回しをすると「仲直りしなさい」であり、
「握手」等のスキンシップを伴う接触が儀式化され、
一体感へ回帰する構造を持っている。



イタズラという「あそび」は、創造性の根元であり、
それは失敗や不愉快を伴うリスクであるが、
その中に「雨降って地固まる」のような…または、
シャーマンのトランスのような…関係を混ぜ合わせる
「必要悪」が含まれている。

そして、その先に生活を変えるようなアイディアを産み出される。

例えば私は「発明の母は怠慢の心」だと考えている。真面目で
どんな不合理も従順に従っているだけような支持待ち人間では、
生活改善をもたらす発明も、組織構造を合理化する改革も決して
成し遂げられはしないだろう。いや、真面目な者は、そもそも
そんな発想を持ちやしないし、そんな視線を向けやしない。


もちろん、そこには完全な自由がただ有ればよいのではない。
制約の中に束縛されつつも抗う中で産み出される。
テーゼ→アンチテーゼ→ジンテーゼの関係とでも言おうか。

社会のルール(不愉快非合理を含む)をいったん受け入れ
それを転換させる運動。それこそが人間関係を重厚に濃密にする。

フリーライダーと狩猟採集民

  • 2006/10/15(日) 18:42:30

狩猟採集民は、農耕民に対立させられるように、
絶滅へ向かう一方向の歴史では、おそらくない。

都市民は、単一ヘゲモニーに組み込まれた完結社会集団
という意味で農耕民と同じカテゴリーに序列されるだろう。


そして、そこでの都市民の中のフリーライダーと呼ばれるような連中は、
そこにあるもの(公的サービス)を、ただ“そこにある”という理由で
当然のように利用する。そこに自らも投資しているようとうな一体感や
それが維持される為に担うべき責任感など一切無い。

その者の意識や行動パターンや道徳…と言うと原理主義的人間には
誤解されるだろうが、それがどんなに理解し難くともぞれ異なる
規範があるものだ…に、狩猟採集民のそれと類似性が見出せるだろう。

彼らは、“そこにある食える物”は、天然に成っていようが、誰かに
栽培されたものであろうが、区別無く当然の様に食べる(入手する)。

だから、農耕民の苦労など知らずに、畑を食い散らかすイノシシのように
傍若無人に手をつけるだろう。その特徴を学習すれば、人を襲う鬼の
ように、集落を標的にして略奪をして歩いただろう。

ただ、脳ある人間であるから情もあるし学習もする。その苦しみを知れば
妥協も交渉もするようになるはずだ。その先に商隊・商人のような形態へと
発展したものもあろう。当然のように、農耕社会の中から分離する形で
生まれる狩猟採集民的処世術集団だってあろろう。




両者の関係は、一方的な浸食史でもなく、また集合史でもおそらくない。
離合集散の繰り返しだったろう。
例えば、零落した貴族が地方で海賊になったり、また、農耕をもたらした
民族がその指導的特権的立場から、ただ搾取するだけの存在に転化したり
だとか…。