和歌と心

  • 2006/12/21(木) 12:23:41

紀貫之は和歌を比喩するのに、

「心」を「種」として
実った木々の「葉」の側を「歌」と表した。



文字にまみれて生活している現代人の感性からすると、
おそらく逆であろう。

日々雑多な経験は、
どれも既に言葉としてどこかで表現されている。

そんな中にあって、歌とは
雑多な日常の描写の中の“特別な要約”であり、
言うなれば「心」の「結晶」のようなものだ。

さらに、言葉にならない様々な情報、経験を、いや、
言葉にならないものをこそ「心」と表するのだ。

…という考え方もあるわけで。




やはり現代人の実感としては、後者だろう。

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