「辞めろコール」…辞職を贖罪の作法として良いのか?

  • 2006/12/07(木) 17:45:28

企業で問題を起こした特定個人を、今の世論は、
「辞めるべきだ!」と直ぐに言う。
(大衆世論なのかマスコミ世論なのかは判断しかねる)


それって「正論か?」と、私は疑っている。

そのような言説の先にどのような現象が起きるか
考えているのだろうか…?




つまり、
問題行動を起こした人間が、匿名の仮面を被って、
社会にランダムにばらまかれる…という事ですよ。

新しく近所に引っ越してきた人間の中に、そのような
非道な人間が居るかも知れない…といった不安が高まる
ことになるのですよ?!

「辞めろコール」こそ無責任だ。…と私は考える。

そのような道徳に悖る人間を育ててしまったその組織が
きちんと責任を持ってその人間を今後も監視してゆくべきだ。
再犯のリスクをも、責任を持って背負うのべきだ。
…と私は考える。



もちろん当然ながら、
・教師など公的責任の高い職業には、留めるべき…ではない。
異常性癖の人間を小学校に置いておくなんて以ての外だろう。

また、
・高給取りを同じ待遇のまま温存するべきだ…と言うのでもない。
今では減給なぞ何ヶ月という単位でしか無いが、それを年単位で
負わせて、罪を償う意味でも長年奉仕価格で働き続けるべき
ではないか?





このような報道を続けていれば、大企業は、問題有る人間を
楽々手放して、負うべき危機管理のリスクも、無責任にも
手放してしまえる。

そして、仮にその者が受刑者となったとしても、その程度の罪で
誰でも簡単に殺して済ますわけにもゆかないのだから、その者を
結果的には、落ちる先である中小企業が、監視・監督し
なければならなくなるわけです。前歴(罪歴)も知らぬままに。
ただでさえ弱小企業は資本もなく、弱い立場にあるのに。大企業から
ハラスメントを受けている苦しい立場の上に。なお、そのような
不心得な人間を管理監督してゆかなければならないリスクをも
背負わされることとなるのだ。あまりに理不尽ではないか?

もちろん中小企業でも「不適格者を選別することは自己責任であり、
そこで見誤ったリスクなのだから甘んじて受けるべきだ」…という
見方もあるのだろう。が、法律が差別を禁じている規定から、
不安を感じても容易く辞めさせるわけにもゆかない現状もあるでは
ないか。


富める者は益々富み、貧しき者ほど苦しくなる。そんな仕組みが
こんな形でもすでに機能している。当然これだけではない。

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