我慢と自業自得

  • 2006/11/30(木) 23:49:23

我慢」という「堪え忍ぶこと」を意味する言葉が
安易に使われているが、殆ど統べては用法として
改める必要があるのではなかろうか?!

“我慢”は本来、「我に満ちる」という意味であり、
“高慢”や“慢心”という意味に近い。

そして、その自分の“我を張る”ことを原因として、
「我慢」の今日的意味である「堪え忍ぶ」がある。
言い換えると「“自分の拘りの代償”としての苦境」。

本来それをこそ形容する言葉であるはずなのだろう。


しかし、
自己の自我とは何ら関係の無い…天災や犯罪被害、
政治の犠牲者が、苦境に耐えている様を「我慢」と
言ってしまっている。

私はそこに、その発話者にこそ“傲慢”や
“他者切り捨ての精神”が根深く染まっている
事を感じてしまう。





“我慢”…その言葉が使われる時、その対象・本人の
“強い意思”が伴っていなければならない…と、私は考える。

ただ理不尽に堪え忍んでいるだけの状況に、“我慢”とは
使いたくない。

もちろん理不尽な境遇であれ、その状況に積極的に
立ち向かっている時に、“我慢”との言葉は相応しい
に違いない。

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