愛郷者オオカミ少年

  • 2008/07/11(金) 12:03:12

オオカミ少年が
社会に対して真に帰属意識を持っていなければ、
本当に狼が来たときに、それを村人に伝えよう
などとはしなかったであろう。


自分だけは安全なところへ隠れ、
どれほどの被害者が出るのかを、
安全なところから楽しげに観覧
したってかまわないはずだ。





そんな少年の、
愛郷者の悪戯心を、絶対悪のように扱う社会が、
捻れた自殺願望を持った無差別殺人者を生むのでは
なかろうか。

彼らが社会に対してその罪を謝罪する意志などあるはずが
ない。異教徒が破門を怖れないのと同じで。
結果、
社会にまったく帰属意識を持たない犯罪者を生み出してしまう。

ひねくれた者の悪戯心は、社会への興味関心でもある。
それは神を試すのに似た罪な行為ではあるが、信仰の確信を
得たい弱い心でもある。そのような者の、そのような心を、
絶対悪を断罪するように決めつけレッテル付けしてしまえば、
帰属意識を保てなくなってしまう。信仰心にも似た心の繋がりを
断ってしまう。

それでも、ヨブの如き忍耐を、ただ求めているだけで
よいのだろうか。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL



この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する