清浄化の作法、誕生の過程…

  • 2006/08/19(土) 12:35:16

私が思うに、
人類がタバコ(煙)を吸うようになった背景は、その当時なりの「衛生意識」に
基づいている。それは「清浄化」だと言っても良い。

例えば、
薫製のような「保存食」を作る過程をレシピ化し、形而上的理解に高められ
たとき、それは道徳に作用するようになる。
そしてその煙を吸ったときの刺激は、脳にとって、浄化作用を連想させる
痛みとなる。消毒が浸みるように。



人類が他の動物より多くの塩を摂取できる体を手に入れたのも、塩の
殺菌、抗菌作用によるものだろう。多くの漬け物が塩によって保存される。
アルコールも歴史の中で同じ役割を担っていた時期もあっただろう。

保存可能であることは、腐らないということ。
腐るとは人体に害を成す悪であるということ。
だから、逆説的に保存可能な状態は清浄化となる。



しかし、その「清浄化」にも二通りある。
一つは滅菌であり、もうひとつが発酵である。

人体に害をもたらさない特定の菌のみで満たされることによって、
悪い菌を閉め出す…という意味での「清浄化」である。

それが、発酵食品の歴史であり文化であろう。


だから、醸造蔵が女人禁制のようなタブーが生まれていった背景に、
発酵食品の製造工程の概念化と、形而上での権威化の過程から
考察してみるべきなのかもしれない。




魔女裁判で水槽に突き落とし、沈み溺れ死ねば潔白、
浮かべば罪有りで死罪。…その嫌疑を掛けられた者は
どうあっても死ぬ。

という理不尽な行いも、その聖邪判定に、古代の食品管理の作法…
輸出入取引の中で、粗悪なもみ殻と実のあるものとを判定する作法が
神話的なレベルから影響しているのだろう。中東の神話にも描かれる
神の裁定のような先例として。

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