この偽善め!って言ってもいいよね?

  • 2006/07/23(日) 21:09:06

NHKスペシャル
急増「働く貧困層」〜働いても働いても豊かになれない

何故なのでしょう?




はぁ?!

そのような人間を生む…と明らかに判る政策を断行する政権を
無批判に放置してきて、なに言ってやがる!?

例えば、NHK討論などでも、野党の側の真摯な訴えを、露骨に
封殺して、政権与党の太鼓持ちを続けてきた結果ではないか!

様々な法案が通過し、政治的に手遅れになってから、
今気づいたかのように、こんな番組をぬけぬけと作りおって。

これを偽善と言わずして何と言おう?!

このような番組は問題提起などでなはい
これからさらに広がる現実の刻印だ。
このように惨めに死にたくなかったら、企業に隷属的に働け!
…という恫喝を伴った警告である。



再び高度経済成長前期のような、企業と国民との関係を儒教的で
無批判な父子関係、主従関係、君臣関係の社会を取り戻すのだ
…という意志表示でもある。

人権だの保険に加入させろなどと言う、外国人労働者なり、
非正規労働者なりパート風情が、寝ぼけたことをぬかそうのもなら、
直ちに解雇してそのような末路を迎えるのだ…と。解雇理由など
いくらでもなんとでも準備できるのだから。

そのような被差別民を身近に見ている正社員も、明日は我が身…と
怯えれば、上司への服従を強固にする。また、人間を差別的に見る
ようになり、道具のように使い捨てる覚悟を持った人間でなけりゃ
出世などできぬようにもなろう。帝王学だなどと持てはやされながら…。



勝ち組は平然と矛盾ある言葉を吐く。

お前らを養うために、競争力を高めるのだ…と。
だから、金持ちを扱き下ろすな! …と。

それはつまり、大企業金持ち減税を止めさせるな…って事だろう。
競争力を低下させないために…と。しかし、その内容は最初の言葉に
矛盾する。どんなに儲けても、それを他に回す気は無いってことだ。
結局、弱者が救われることはない。

「敗者の面倒を国は見ません。
 しかし、再挑戦できる仕組みは絶対に作らなければならない。」





はぁ?!

職業があり、収入があり、日々実践で職能を磨いている連中と、
出遅れて脱落した人間とで、なんの補助もなく対等の競争だ!とでも?
そんな仕組みをどんなに「公平」に準備しても作っても、固定化が
止まるはずがない。急速に加速するのが自明の理だ。
栄養失調の病人と、ヘビー級のプロボクサーとを同じルールで闘えるよう
リングに上る機会だけを作ってやろう…ってか? そんなもの、残虐な
虐待ショーにしかならないだろう。ローマのコロッセオで行われたような
下劣で悪趣味な虐殺という見せ物が現代にも必要なのか。
それはどんなに「公平」であろうと、弱肉強食以外の何物でもない。
敗者に明日は無い。

この世には、経営者しか存在していないとでも思っているのか?
事業を興し失敗した者が再挑戦するような場合しか想定していない
のではなかろうか? …と訝ざるを得ない。
それ以外は、人間以下の単なる取り扱い「商品」…ってか。

ホームレスがこの国で命を繋ぐには、やくざ・暴力団の鉄砲玉として
飼われ、何時唐突に死ぬかも知れぬ覚悟を持って生きるか、衰弱死
するのを待つか…それ以外の選択肢があるのだとは、想像がつかない。
宝くじに当たるかのような超・例外的でアテにするのも愚かしい奇跡を、
「可能性」として信じる事を除いては…。







-=-=-=-=-=-=-=- 追記
このような偽善番組は今後多少注目されはするだろう。が、
所詮、勝ち組の自己満足に利用されているだけだ。この現実に
心を痛めている…と、自分の良心を満足させる材料にしているだけ。
そんな需要を受けて供給されているだけ。泣きたいための映画、
叫びたいための絶叫マシーンなんかと同じ。「食い物」の一つ。
1970年代の反戦運動を引き継いだ貧困撲滅キャンペーンみたいなもの。
その盛り上がりに反比例して、貧富の国家間格差は益々拡大した。

私の見立てでは、あと5年もしない内に取り上げられることも
無くなろう。食い物にされるそれら存在がアタリマエに成り過ぎて。

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