過去と近未来

  • 2010/03/14(日) 18:17:51

日本が良かったのは…と言うと誤解を招きかねないので
言葉を選んで言い直すと…
比較的マシだったのは、

先の敗戦前の軍隊が、
どこかの国みたいに貧乏人と犯罪者を集めて戦地に送るような
ことをしていなかったことだろう。


日本の軍隊が、比較的学歴の高いエリートコースであったこと。
陸軍など貧乏人に開かれた狭い出世の道という役割も担っていた。

言論弾圧の手段としての目障りなヤツの戦地送りという事が
まかり通っていた面もあったとしても。



だから、敗戦後、軍の非道や無理な戦略が明らかになると、
反軍・反戦の世論を下支えする証言や実証研究が矢継ぎ早に
世間を席巻することにもなったのであろう。

そのような優秀な子を排出した遺族、生き残った同僚の中から、
人々の共感を誘うような高い文学性を帯びた作品も作られる
ことになったのではなかろうか。


これがもし、進学できないバカや貧乏人ばかりが、単なる頭数として
掻き集められていただけならば、これほどの厭戦気分の国民世論を
…今も続く反戦の「常識」を作り上げることはできなかったであろう。


日本人が当時の若者が…兵隊さんが、優秀だった少佐でもあろう。



しかし、今の世論で怖いのは、
貧乏人・低学歴の就職のできない連中を、自衛隊に入れればいい
と宣っている輩の発言が受け入れられているところにある。


戦争と言わずとも、もし、この先この国が先の敗戦と同じような
悲惨な境遇に陥っても、先の敗戦後のように、その被害者を
哀れむような世論が作られるようなことはない
かもしれない。

バカの自業自得。自己責任。居なくなってむしろ良かった。

また、言葉を持たない低学歴の関係者からは、とうてい世間の
同情も興味の耳目を引くような証言も練り上げることも、
さしてできはしないのではなかろうか。


今の「靖国に祀られてる少年兵の書記」に同情し涙を浮かべる
などという情景は、そこには無いのではなかろうか。

そのようにも思ってしまうのである。

そのような近未来の情景と比較して、冒頭、
「比較的マシであった」と表記したわけである。