反自虐史観の自虐性

  • 2008/11/21(金) 13:18:19

自虐史観を否定する方々は、何故、戦中の一時に執着し、そこのみを誇ろうとするのでしょうか。戦前に勝るとも劣らない戦後一時期の偉業も同じ日本の歴史として誇るべきではないのでしょうかね?
反自虐史観の方々の論調こそが、戦後日本を貶めているように思えてならない。
自衛隊は隊員の意識として、今ある日本国民のために活動しているのではないのかもしれませんね。滅びた大日本帝国に殉じているのであり、現世にあってアメリカの先鋒として働くことを望んでいるのでしょうか…。生き生きと洋上で活動してきた隊員が日本に帰ってきて自殺する…なんて話を聞くと…


私が考えるのは…、
 自衛隊員が自信をもって活動できるためには、
  日本の歴史的な無謬神話を強化して、
  お前達も絶対に間違うことはない

 とでもいうような麻薬にも似た全能感を植え付けること

…ではなく、

文民統制の責任の所在が示すように、
 責任を負わされるのは文民であって、
 諸処の活動を行った隊員個々人ではない。
  責任は責任者が取る。
  お前等が決して責められるようなことはない。
  だから命令には自信を持って活動しろ。

 そのような発言をこそ発するべきではないのか?


 隊員達が自信を持って活動できないと言うが、
  隊員達に迷いを生じさせているのは、無謬神話の押しつけ
  による、結果責任をも背負わせるような過剰なプレッシャーと、
  常に自分で考えろ!というような責任者の責任放棄

 あるのではなかろうか…と思えてならない。

 イジメが横行し、死者、障害者、自殺者が出つづけるのも、
 戦略も合理性も責任感も無い上官が、隊員に無茶で理不尽な
 要求ばかりを突きつけているからではないのか?


文民統制の下で隊員の自尊心と使命感を支えるために必要なのは、
反自虐史観としての優越史観を植え付けることではなく、
実行部隊に責任転嫁しないことではないのか?
過去の反省を政治家が頭を下げてそれを担ってくれている
のだからこそ、隊員の側は、胸を張って活動してよいではないか。


そして、世間に対して訴えるべきは、過去に執着する事ではなく、
現実の活動で新たに果たした使命を誇ればよいのではないのか?
不祥事が続発する昨今に至る前までの活動は、立派だと思っている。

結果を取り繕うとするから、信頼を失う。
結果を真摯に受け止め、必要で的確な判断を行うことの
できる能力を持っているのかを疑わせる結果となる。

こうなってくると、自衛隊の不祥事は、彼らが正しいと考えた
隊内の優越史観教育の結果として起こっているのではないかと
すら思えてくる。
(→自虐史観だったからこそ…)

過去の過ちも、高い理想としての未来と、現在の堅実な活動によって
誇りも埋め合わせてゆけると思う。というかそれしかない。