まんまるおなかの元気

  • 2008/07/14(月) 22:10:40

崖の上のポニョ

この作品は、大方の予想通りに人魚姫をモチーフにした
物語であるそうな。

その「まんまる おなかの 元気な子」と歌われている
主人公が示すように、そこで展開されるメッセージは、
これまでの「病的な」女性の美しさに対するイメージに対して
問題提起を展開されていることだろう。

本当の美しさとは、人に愛される可愛さとは?! …や、
本当の幸せとは? …といったことが提起されている
ことと予想される。

痩せていて色白で、目は二重で黒目がち。長い足、細い腕、
胸が大きくて、腰は太股程に括れている。

すべてがポニョとは正反対の特徴だ。

このような現代の美の対極にあるキャラクターへ
感情移入させ、またその子を可愛いと思わせる
ことによって、現代人の意識の転向を迫るのだ。



そのように考えると、
TVCMの歌がブツンとブツ切れになっているのは、
単なるイヤーキャッチ的にテクニカルな意図だけでなく、
その切られている部分にも意味を見出せてしまう。

つまり、
まんまる おなかの 元気…な あの娘
まんまる おなかの 元気…な お姉さん
まんまる おなかの 元気…な お隣さん
まんまる おなかの 元気…な お母さん
まんまる おなかの 元気…な お婆ちゃん
 :
まんまる おなかの 元気…な 私

と。

聞く者がなんとでも補えるように、あえて、
そこで歌われているのがポニョではなく、
聞く者が連想したソレを、歌っているのだと。
無意識的に刷り込んでいるのだとも言える。

なかなか啓蒙的な活動だこと…。



とは言ってもすでに、このような価値観の転換は、
ささやかながらすでに進行している。ジブリが扇動
しなくとも。
ここまではゆかなくとも、それまでの屋内で奥ゆかしい
という美人のイメージは、太陽の下が似合う健康的で
活動的な少女となっている。その上、カマトト的な。



以上はただ、ほとんどTVCMのイメージだけからの
発言であり、なんら内容に基づいた発言ではありません
ので、あしからず。内容が全然違っても怒らないでね。