体験感

  • 2008/04/08(火) 19:16:58

早口で捲し立てるコント
あの面白さは、そのリズムにもある。

言葉によって記憶が刺激され、
間髪入れずそれが肯定され、時に否定される。

その感覚は、
ぐずればミルクが貰える…泣けばおむつが綺麗になる
…内的欲求と外的刺激の因果的連鎖…そんな赤子状態を
体験しているのに似ている。

だから、同じものを、文章に書き起こしても、それを読んでも、
同じ内容を別の役者が丁寧に演じてみせても、その楽しみは
判らない。同じ体験は出来ない。

そもそも、ネタ元を知っていなければ、すべてが判らない。


消耗品として消費されるライトノベルと、
その消費速度としての速読との関係にも、
これと似た体験感を理解しなければ、

それらが受容され、評価される(好まれる)理由を
説明することはできないだろう。

三流文学と見下すのは易い。しかしそれでは、需要と供給の関係を
理解することはできない。作者のセンスだとか天才だとか言っても、
それでは説明したことには成らない。