思えばミンナ裏中二病

  • 2007/12/16(日) 19:36:46

気づいたら「裏中二病」なる言葉が流通するようになっていた。
これが何時から言われているのかは、私には判りませんが…。

ここ10年の日本は、若者のみならず老人に至るまで、総じて、
「裏中二病」にかかっていたとも言えるように思える。

「自分は陰謀論を信じるようなバカではない」と示そうとするあまり、
権力側に対する無根拠なまま全幅の信頼を表明してしまっていた。
ように思う。


例えば、フジvsライブドアの株式バトルにおいても、
「あの大企業フジならば、何か万全の対策をしているハズ」という
「常識的」思い込みから、それを前提にしたままの報道が為されていた。
結果、その全くの無策に驚いていてみせていた…ってこともあったよね。

なにより、
「国家権力が国民を害するはずがない」という戦後民主主義の平和呆け
した思い込みが、明らかに国民生活を犠牲にした…その基盤をも破壊する
法案が上がっていながらなんら報道せずに、無抵抗なまま成立させられ
てしまった。

今更手遅れになってから、さも問題であるかのように報道されるように
なってきたが、どんなに同情的で親身な報道をしても、なんら
手遅れになる前に報道していなかったその作為に対し「偽善者だ」
としか思えない。

野党の一部は的確にそれを国会で指摘していた。まさにその通りの
現実が今、目の前に広がっている。
しかし、ジャーナリストはマスメディアは、野党はすべて陰謀論、
ただ反対するだけの「中二病」だ…とでも考えていたのだろう。
いや、それを理由に怠慢もしくは欺瞞を貫いていたと言うべきか。

どんな法律が社会をどう変えてしまうかを考えた結果だ とは
とうてい思えない。
…いや。知った上であえて無視した確信犯的共謀関係だった
という陰謀論的解釈を有り得ないと簡単に捨て去ることも
できない。





さらに皮肉なのは、平和呆けの自覚症状はあったが、その判断は
呆けたままだった。食糧自給率だとか生活インフラだとか、真に
国民国家の基盤をそっちのけで、軍事のみが国家を守るかのような
転倒した議論が説得力を得て流布されていった。

よく考えて欲しい。どんなにミサイル防衛がしっかりしても、
近海の情勢が不安になれば、各国の船舶の往来は止まる。
そのとき、食糧自給率三割の国内はどうなるでしょう?
食料の奪い合いの弱肉強食の地獄に堕ちる蓋然性が極めて高い
と言えるのではないでしょうか? そのとき弾道ミサイルを
打ち落とせる防衛システムが何の役に立つというのでしょうか?