ふいんき←なぜか変換できない

  • 2007/06/07(木) 12:05:16

雰囲気

昨今これを「ふいんき」と読まれる傾向が増しているように思われる。
もちろん、正しくは「ふんいき」である。

言いやすいから…と言うのは簡単だが。
しかし、何がそれを馴染ませているのか。




私の思うに、
「ふんいき」に馴染みがあった頃は、その音韻・音調は、
「扮・粋」…粋な様をを扮する…とでもいう気分が乗っていた
のではなかろうか。
しかし、今はもはや「粋(イキ)」という言葉自体に耳馴染みが
無くなり、何もインスピレーションが働かなくなっているの
ように思われる。


そして
「ふいんき」という言葉に、今、馴染みがあるのはその音韻に
「不・陰気」…陰気に非ず…どでもいう気分が乗っているの
ではなかろうかと思うのだ。
バブル崩壊で失われた10年・15年の現実的困窮と、ホラー・
オカルトのブーム、ストカーなる存在の存在感…etc、
陰気であることが常態化していた。
それを否定する否定したい無意識的欲求が、このような言葉に
現れているのではなかろうか…。
陰気」という音調に対する親和性が、雰囲気という漠然とした
現状をぼんやりと形容する言葉の中に滲んでいる。