治安と権力の反比例

  • 2006/10/03(火) 19:09:57

「貧困層が増えると治安が悪くなる」
「金持ちだって安心して暮らせない社会になる」

そのようなお題目によって、人権尊重社会へ向かうことが
インセンティブを得なくなっている。


富裕層が「治安が悪くなっても要塞に住めばよい」と考えている
であろう実体を想定しているのだろうか。
例えば高額にセキュリティマンションを住居を選んだり、
自宅に様々なセキュリティシステムを設置したり、
身辺警護の護衛をつけたり、民間にソレを請け負う企業が
市場を拡大しているではないか。

そんなことで“確実な安全”などは買えやしないのだが、
少なくとも、“そう信じられるだけの幻想”を「買う」こと
はできる。防犯カメラを設置したり、保険に加入したり…と。
不安が高まれば高まるほど、“藁にも縋る思い”で、買わざるを
得ない状況に追い込まれてゆく。それが例え“御利益高いお札”を
買うようなものであっても…。

それが経済至上主義社会の必然的な流れであろう。



その意味で、荘園化し武士が力をつけつつあった平安末〜室町初期に
近い状況にあるのでは無かろうかと私などは思っているのだが。

SP派遣や警備会社など、軍人(自衛隊)上がりの人間が欠かせなくなり、
また、その権力者に密着する者が、一般には接触できない情報によって、
権力を握ってゆくことになるのだろう。