「お荷物が減るからね」

  • 2006/10/31(火) 18:09:20

岐阜で自殺した女子生徒の残した言葉。


象徴的だ。

政府がこの5年…いや、大企業も含めこの10年、
大人社会が子どもたちに見せつけてきた現実だ。

邪魔な者は…お荷物は…処分することが正義である社会。

例えばリストラ。例えば公的セーフティネットの破壊。
それこそが「改革」である政治。それのみが「改革」である報道。

弱い者にハンデをつけて公平な勝負をするのではなく、
市場原理の名の下に「平等なルール」によって、
「価値組」を「固定化」する。

それは
一度生まれたイジメの構図が常態化する仕組みそのものだろう。
強い者は何をしても良いという論理そのものでもある。

「自発的離脱」が無言のまま強要される空気。

履修不足問題

  • 2006/10/28(土) 12:04:09

「ゆとり」が「正論」だった頃に、この問題が
今のように社会問題となっていたならば、
受験偏重の社会構造にメスが入り、多様な価値観を
許容するステージへ向かえただろうに…。

しかし、
政治の怠慢によって社会が「ゆとり」に絶望し、
学歴偏重へ戻りつつある今、このようにとりだたされてしまうと、
ただ地域間格差を押し広げることになるだろう。



すでに多様な価値観を持つことに絶望し、
それを求めることこそが、精神を病む病根のように認識されている。

そんな一元的な価値観に価値が戻っている中で、
例えば全国一斉学力調査のようなものが復活すれば、
完全に一元的な序列社会になってしまうだろう。


1980年代に、多様化価値観を認める世論が主流であった頃に、
一つの客観的な指標として復活していれば良かったのに…と、
残念に思う。

例えば、筆記テスト、例えば体力測定、例えば美術、例えば….

そんな多様な価値観の一つとして、握力40kgだ…とか、
50m走7秒台だ…とかいったものと同じ客観的絶対的な
指標として、国語が50点だとか、数学が80点だとか、
語れる世になっていたのではなかろうか。

今、余興レベルでしかないが、御当地試験が萌芽しつつある。
そのようなものを地域の教育指導要項に取り入れられるならば…、
…儚い期待はすまい。

進化と成長は対立する

  • 2006/10/24(火) 23:58:43

怠けると大人になれないと言われるが、
時に、子どものままで居ることが、進化に適応する。

伝統に染まった者は、新時代に適応できない。

おそらく、新しい発見も出来ない。



それは、自然の摂理でもある。

毛の無い未熟児である人間が最も進化した文明を持っている。

「成長」してゆくということは、ボノボやチンパンジーのように
あるがままの肉体を受け入れ、ひたすら強化し、不合理なまま
肉体的な苦行を続ける事を意味する。


進化生物学者ドーキンスはその著書で、チンパンジーと人類との
共通の祖先に二足歩行を想定する事を否定しえないことを
示す事例としてアホロートルを上げている。

アホロートルにホルモンを過剰投与すると、秘められた
「成体」サンショウウオへと「成長」すると言う。あれは、
幼態のまま生殖機能を持った大人のオタマジャクシだ…と言う。


小児性愛は進化の秘宝だ」とも言えるのかも知れない。


ともかく。
人類とは、強い「大人」から広野に追放された「子供」であり、
聖書・創世記の記述にあるように、神の子であるアダムが楽園を
追われ、生活環境の良い森林からサバンナへ追われた側なのだ。
そもそもにおいて。

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