密室から跳んで密室へ

  • 2006/09/24(日) 12:38:44

派閥順送り人事を否定するのはよいのだが、
その悪性は、密室政治であったはず。


その「密室政治」を温存するために、
1.「密室政治」をことさら「派閥の論理」のみに象徴させ、
2.その派閥の政治を「発表前に情報が漏れる」ことに特徴付け、
3.「派閥の論理でない」ことを意味する言葉に、
  「任命権者の頭の中だけ」というものを持ってくる。
4.誰にも会わないことを前提(建前)にするために、
  さらなる密室政治に、強化温存される。

こんな言い方はおかしいと思われるだろうが…、世紀末の政治は、
「それまで極秘だった談合が、それがあることが見えるまでに
開かれた政治になってきた」…とも言えるわけだ。

順送りという理由は政治として間違ってはいるが、
誰がどんな理由で選ばれたのかを、その選考基準や
人材評価が事前に…おおよそであれ…見えていた事は、
価値観が共有されている状態でもあったわけだ。



もちろん政策を買ったり、金でポストが得られるような
状態も良くはない。

ただ現状に追従するのではなく、そこにあるヘゲモニーに、
毅然と真っ当な価値観を持ち込むべきだったのだ。…であるのに、
現状が悪いからと言って“良くもなりうる仕組み”を…せっかく
育ってきたそれを…、安易にも破壊してしまった。


残ったのは完全な密室。

そこにどんな談合があったとしても、「無いことを前提にする」
作法を容認してしまった。

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