少女は革命されたか?

  • 2006/09/13(水) 21:26:18

結論から言うと、革命された。…と私は思う。

上野千鶴子や田島陽子のよな方々の体現していた価値観が、
ことごとく発言力を失っている。

それまで目指すべきとされた方向性は、確実に逆転した。
あれから例えば「大奥」というドラマが人気でシリーズ続編が
作られている。あそこでは女が女の武器を使い女として権力を
掌握する物語として描かれている。

そのほかにも、例えば…、露骨なセックスアピールを商品名にした
子供向け化粧品が売られたりもした。

それまでのように、男と対等に同じ土俵の上で競うべきという価値観は
そこには無い(といっても、それが悪いと言いたいわけではない)。



もうじき10年になるだろうか…。かつて「少女革命ウテナ」という
アニメ作品があった。

そこでは…暗喩的で断言はできないが…性体験を経た者が、革命的に
価値観を転換させる物語として描かれていた。
周りの友人知人たちが、次々に「革命」した姿で主人公の前に現れる。
未だ「革命」していない主人公が、それら「革命」した挑戦者を
次々に倒してゆく…という形で物語は展開してゆくのだが、
寓意的には「革命」に抗っているかにもみえるその展開が、
主人公をどんどん閉塞感に追い込んでいるようでもある。

無垢な主人公は、その天真爛漫さを保てなくなる。



どんなにキャリアアップして社会的に成功していても、
結婚できない女性を「負け犬」と称した言葉が流行した
その後の価値観とも平行しているのではないだろうか。

たかがアニメ一作品が世の中を一変させたと言うつもりはない。
ただ、その時代的パラダイムシフトに先駆けて象徴的にその
作品がそこにあっただけだとは言えるだろう。


女は女の武器を使うことでしか酬われない…という諦めを、
受容した/させられた感が、どこか見受けられる。